「mixi meetup 2010」に参加してきました。2000人もの人が集まる会で、今まで僕が人前で話した最大人数だったと思います。テレビ局の取材も来られていて、「ワールドビジネスサテライト」でもその様子が放映されました。最後の握手のシーンで、僕も出させていただきました。
今回はてなから発表したのは、はてなの主力サービスが「mixiチェック」に一挙に対応しましたという内容。具体的には「はてなココ」「はてなブックマーク」「はてなダイアリー」の3サービスです。特に「はてなココ」は最近盛り上がりを見せている位置情報サービスで、これを機会にもっとたくさんの人に使ってもらいたいと思っています。
(→写真は社内で開発された「チェック!」のポーズです。「チェックチェック!」)
「はてなココ」で位置情報を共有
そもそも、位置情報サービスがどこまで広がるのかという疑問があると思います。そのなかには「自分の居場所をまめに記録するなんていうのは、万歩計が好きな男性層だけだろう」みたいな認識もあるかもしれませんが、最近僕はそれは間違いなんじゃないかと思っています。もちろん今の位置情報サービスの形態が最終形態ではない可能性もありますが、近い将来、居場所を友達と共有するということが、想定していたよりもたくさんの人に広がると感じはじめています。
例えば僕の大学時代の友達は、ブログも書かないしツイッターもしない人が結構いますが、そういう友達がイマココだけはしていたりして、そういう友達とネットサービスで今回初めて繋がれたという体験があります。また、僕は現在「はてなココ」の友達を100人くらい登録していますが、はてな関係者をはじめ100人くらいの人がいろんな場所でイマココしていると、トップページを見たとき、だいたい1日以内にイマココした人が20〜30人いるという状態になっていて、いつ見ても「ああ、あの人は今こんなとこにいるんだ」ということが、見るたびに新しい驚きとしてあります。ここまで来ると、かなり生活に溶けこんでいて、日課というか生活の一部になっているな、と自分自身感じています。
そういう状態になった時の効果として、実際に生活に変化があると思うのは、「ここに行ってみよう」という情報を受動的に得られる事です。たとえば僕はあまり新しい映画の情報を追いかけていないのですが、そういうエンタメ情報とかに全然疎くても、皆やたらと「インセプション」見に行ってるなあ、みたいなことが分かるので、それで「自分も行くか」という事が起こるわけです。実際「はてなココ」が無かったら映画を見に行かなかったと思います。現実的に日常生活に影響が出る、自分の行動が変わるという体験は、自分の周囲でも起こり始めています。こういうものは一度浸透してしまうとなかなか戻れなくなるので、こういったことが、初め思っていたよりもさらに多くの人に浸透する可能性があるのではないかと思っている理由です。
位置情報サービスを楽しむために一番大事な部分は、友達と一緒に使うことです。少なくとも3人くらいの友達が日常的にイマココしている状態まで行くのが最初のステップで、そこを超えてしまうと日常化する、というのが経験則です。友達と一緒にイマココをするところまで行きさえすれば、一定の割合の方に楽しんでもらえると思っています。
今回「mixiチェック」との連携で、このステップを近道できる可能性があると考えて、積極的に連携しています。mixiさんのほうでも「mixiチェックイン」という位置情報サービスが出ましたが、はてなココは「mixiチェック」に対応させていただいていますので、さらに機能が充実した「はてなココ」を使う人が増え、共存できていくと良いと思っています。
「はてなブックマーク」でネット上の話題を共有
同時に対応した「はてなブックマーク」も基本的には同じことで、友達がいま何を見て楽しんでいるのかに興味があるというのは、多くの人に共通するニーズだと思います。
ブックマークのトップページで「いま日本中で一番面白いエントリはこれだ」というランキングが見れるのも面白いですし、これに加えてともだちが見てるページを見る、と言う事が今後増えていくと思います。
「はてなブックマーク」には「お気に入りユーザー」を登録する機能が元々ありますが、マイミクの人に面白いページを見つけたよ、と共有することができます。そういう具合に、ネット上の話題を共有する流れが太くできればと思っています。
mixiアカウントとの連携
はてなアカウントとmixiアカウントの紐付けはボタンを押すだけで連携できるので、ぜひ一度連携して、はてなとmixiが繋がった世界を体験してみてください。
http://n.hatena.ne.jp/setting/
http://b.hatena.ne.jp/my