大文字100のライブ配信1日目を終えて、新しい機材のテストを振り返ります

大文字100というトレランレースのライブ配信で、1日目の現場を終えて、今は無人で夜の配信を続けているという状況です。

IBUKIでライブ配信をやり始めて、今回で6レース目になります。だいぶ回数を重ねてきて、いい加減安定してほしいところなんですけど、やっぱりいろいろとトラブルがありまして、今日も割とドタバタとしておりました。

一番のトラブルは回線の不安定さで、なかなか音が途切れたり映像が途切れたりしてしまい、お見苦しいところがあったと思って申し訳なかったです。
今回は石舞台のレースで結構安定して使えたスターリンクを使う予定で、主催者さんがお持ちのものを設置したんですが、なかなか回線が安定しなくて、時折切れてしまうんですよね。

なんとなく衛星って赤道の方にありそうな印象があって、南の空に向けて置いていたんですが、実は北向きにしなきゃいけないみたいで、アプリを見ながら位置合わせをして、ようやく安定してきたというわけです。
それでも最後までポツポツと途切れてしまって、万全じゃない感じが続いてしまったのが今日の反省点です。

どんどん話が変わりますが、今回は新しい仕組みをいくつか導入していまして、それは結構うまくいったかなと思っています。
1つ目は「トレイルサーチ」さんという、いつもとは違う計測の仕組みに対応したんですが、リザルトがかなり綺麗に取れて、リアルタイムに表示できたので良かったです。

2つ目はダイジェストムービー機能で、今日撮った映像を数秒ずつ重ねていって、ハイライトムービーを流す機能を作りました。
完全に機械的にならないように、長さや開始位置に多少揺らぎを持たせてクロスフェードさせているんですが、BGMもついて結構それっぽい映像になったかなと思うので、好評で良かったです。

そして3つ目が、今回新たに導入した「PTZカメラ」です。
パン(横振り)、チルト(縦振り)、ズームが遠隔でできるカメラなんですが、今回使ったソニーのカメラは、AIで人間を検知してオートフレーミングしてくれるという優れものです。
買うと40万円くらいするので、今回はパンダスタジオでレンタルしてみたんですが、これが本当に良かったです。

今やっている夜の無人配信でも、ゴールゲートに向かって人が現れると、自動でズームインして追いかけてくれる動きをやってくれています。
普通の人が見たら、カメラマンが手動で操作しているんじゃないかと思うくらいスムーズで、下手な素人がやるより安定して綺麗なんですよね(笑)

ずっと同じ動きをしてくれるので、非常に安心感がある映像になっています。
接続もシンプルで、PoE++という規格に対応しているので、LANケーブル1本で通信と給電ができるんです。
ただ、消費電力が大きいので、今回のためにPoE++対応のスイッチングハブを買うことになって、ちょっと出費はありましたが、今後の運用を考えると配線がシンプルになるのはすごく助かります。

それから、もう一つの新しい取り組みとして、LISTENでの音声配信もやってみました。

https://www.youtube.com/live/OBee5VSV8Ag?si=gYIoKQd28guNaQVq

映像ありきのコメントが多かったので、音声だけで聞くにはどうだったかなという気持ちは正直ありますけど、覗いていただいた方がいらっしゃったらありがとうございました。

大文字100は、将来の100マイルレースに向けたステップとして出場される方も多くて、トップ選手がゾロゾロ集まるというよりは、みんなすごくフレンドリーで楽しそうに走っている雰囲気が伝わってくる、温かくていい大会だなと感じています。
というわけで、しっかり休んで、2日目も完走を目指して頑張りたいと思います。

どんぐりの会@京都の運営をお手伝いしてきました

週末に、僕たちが運営しているUNKNOWN KYOTOで「どんぐりの会@京都」が開催されまして、朝から会場に入っていろいろとお手伝いをしてきました。
今まで東京でずっとやっていたどんぐりファミリーのお店を、初めて関西で開催するということで、その会場に選んでくださったのは本当に嬉しいことですよね。

https://s3.listen.style/listen/episode/6988161cd909b.avif

イベントでは公開収録もしたいというリクエストがありまして、UNKNOWNのマネージャーの丸山さんと事前にいろいろ相談をして、コワーキングスペースの奥にあるONDのオフィスをラジオのスタジオみたいに仕立て上げることにしたんです。
ガラス越しに収録の様子を見つつ、音声はケーブルで繋いでコワーキングスペースにスピーカーで流すという配置でして、これなら聞きたい人はしっかり聞けるし、おしゃべりしたい人は自由に交流できるという、ゆるやかな棲み分けができるんじゃないかと思ったというわけです。

https://s3.listen.style/listen/episode/698813dc54d29.avif

当日の朝は、まずは音の調整から始めまして、マイクとオーディオインターフェースを置いて、そこからミキサーを経由してスピーカーから音を出すというセッティングを、ハウリングが起きないようにコンプレッサー(音のばらつきを整える機材のことですね)をいじったりしながら、いいバランスを見つけていきました。
さらに、スタジオの見栄えを良くするために吸音パネルを立てて、そこにポッドキャスターさんたちのステッカーボードや10周年のパネルを飾ったり、普段のオフィスにある余計なものを白いシーツで隠したりと、かなり「ぽい」空間を作ることができたと思っています。
窓ガラス越しに皆さんが見ると思ったので、新聞紙を使ってブワーッとみんなでガラスを拭き上げたりもして、なんだか館内清掃みたいなこともやりつつ(笑)、綺麗な視界で楽しんでもらえる準備がサクッと整いました。

本番が始まると、いきぬき給湯室さん、上京ボーイズさん、どんぐりFMさん、でこぽんFMさんという4番組、計8人の方が順番に公開収録をされて、お客さんもどんどん増えていって、帰る人が全然いなくて人口密度が上がり続けるというすごい熱気でした。
上京ボーイズさんがはてなブログの思い出を話してくださったり、どんぐりFMのお二人がオープニングまで一切何を話すか決めていないのにあの安定感のあるトークを繰り広げたりと、本当に面白くて引き込まれましたね。

どんどん話が逸れてしまいますが、実は最後のでこぽんFMさんの収録に、なんと僕も急遽出演させてもらうことになりまして、直前の立ち話で「じゃあ前半はでこぽんFMで、後半は近藤さんが回すLISTEN NEWSにしましょう」と決まるという、かなりのぶっつけ本番でした(笑)。
でこぽんFMの笑い声がとにかく好きだという話を、リスナー代表としてお二人に直接伝えられたのはすごく嬉しかったですし、後半のインタビューも僕なりに一生懸命聞かせてもらって、とても楽しい時間になりました。

今回のイベントを見ていて強く感じたのは、どんぐりファミリーというポッドキャストユニットの凄さでして、複数の番組が合同でイベントをやると、普通はリスナー層がバラバラで熱量が分散してしまいがちなんですが、彼らは普段から相互にリスナーを行き来させるような関係性ができているんですよね。
だからこそ、合同イベントなのにまるで単独番組のイベントのような一体感と高い熱量があって、これは日本のポッドキャストの中でもかなり稀有な成功事例なんじゃないかと思っています。

夜の打ち上げにも参加させてもらって、なつめぐさんやかねともさんたちと「なんでポッドキャストやってるんですか」みたいな深い話もゆっくりできて、本当に充実した一日になりました。
UNKNOWN KYOTOという場所が、こういうポッドキャストのイベントにすごく向いているという発見もありましたので、これからも西日本のポッドキャストの聖地として(笑)、いろんな方に使っていただけたら嬉しいなと思っています。

今回のエピソードはLISTENでも配信していますので、よかったらぜひ聞いてみてくださいね。

listen.style

中国深センの電気街、華強北(フアチャンベイ)で大興奮してきました

先週の水曜日から5日間ほど、中国の深センに行ってきました。

もともと電気製品が大好きなので、行ったら絶対に楽しいだろうなとは思っていたんですが、正直、想像を遥かに超えて面白くて、あちこち夢中で回ってすっかり出し切ってしまった、というわけです。

中国って今まであまり目的地として行ったことがなくて、言葉が通じないんじゃないかと少し敬遠していたところがあったんですが、実際に行ってみるとAI翻訳があれば言葉の壁はほぼゼロだな、という事になって。
Google翻訳に話しかけて訳してもらえばだいたいの会話は成立しますし、向こうもスマホの翻訳アプリを使うことにすごく慣れていて、ぱっと画面を見せてくれるんですよね。
逆に英語圏の国だと「英語くらいわかるでしょう」という感じで話しかけられて隙間がないことも多いので、お互いにアプリで会話するのが当たり前になっている中国の方が、むしろ旅行の敷居は低いかもしれないなと思っています。

とても前置きが長くなりましたけれど、今回の一番の目玉は、何と言っても世界最大の電気街と言われる「華強北(フアチャンベイ)」です。

深センは中国のシリコンバレーとも呼ばれていて、DJIやファーウェイ、BYDなどハイテク系のメーカーが大量に集まっている一大中心地なんですが、その製品が集まる華強北は、秋葉原の10倍以上はあるんじゃないかという規模感でして。
初日に「SEG Plaza(セグプラザ)」という一番メジャーな巨大電子モールに行ったんですが、10階建ての建物の中に小さな店舗が迷路のようにひしめき合っていて、上から順番に1個1個のお店を覗いていったら、それだけで1日が終わってしまいました(笑)

実は行く前は、少し懸念していたこともあったんです。
というのも、去年久しぶりに秋葉原に行った時、ネットで見ているようなものがネットと同じような値段で売っているだけで、あまりワクワクしなかったんですよね。
だから今回も「だいたい知ってる感じだったな」で終わってしまったらどうしようと思っていたんですが、前回の秋葉原とは全然違って、見始めたら「何これヤバっ!」とどんどんテンションが上がってしまいました。

何がそんなに面白いかというと、マニアックすぎる製品の専門店が無限にある、ということです。

例えば、サーバーでしか使わないような光ファイバーのLANケーブルだけを置いている店とか、それを受けるためのNIC(通信ボード)や変換コネクターだけを売っている店とか。
映像系ならHDMIの変換器だけ、あるいはUSBの充電器だけを店中に並べているような、こんなニッチな分野で1つのお店が成り立つのかと驚くような光景が次から次へと現れるわけです。

僕自身、最近はAIに相談しながら自作サーバーを組んだり、ネットワークを構築したりしていて、日本に売っていないようなパーツをアリエクスプレス(AliExpress)などの海外サイトで調達することが増えていました。
例えば、産業用の小さなミニPCを取り寄せて、そこにOPENWRTというルーター用のシステムを自分でインストールして使っていたりするんですが、まさにそういうマニアックな製品だけを売っているお店がゴロゴロあって。
「お前たち、ここにいたのか!」と、アリエクの源流を見つけて答え合わせをするような感覚で、めちゃくちゃ嬉しくなってしまったんですよね(笑)

それに加えて、最近はトレランレースのライブ配信の仕組みを作って現場で運用しているんですが、そこでも中国製の機材にすごくお世話になっています。
長い距離を繋ぐための光ファイバーのHDMIケーブルや、画面を分ける分配器、さらには三脚や照明、無線機など、コスパが良くて業務でもしっかり動く機材を探すと、だいたい中国メーカーに行き着くんです。
だから、サーバー系のPCパーツが出てきても面白いし、映像や音声系の機材が出てきても面白いという、オールジャンルで楽しめる状態になっていたのが、今回これほどまでに大興奮した理由なんだろうなと思っています。

どんどん話が逸れてしまいますが、今回はそんな電気街で、世界的に高騰中のサーバー用メモリも現地価格で確保してきました。

今、AIデータセンターへの投資が加速している影響で、一般向けのメモリが全然手に入らなくなっていて、値段も数ヶ月で3倍から5倍に跳ね上がっているんです。
向こう1年くらいは手に入りにくい状況が続くだろうなと思ったので、少し前の規格ではありますが、64GBのメモリを価格交渉してサクッと買ってきました。
昔の値段を考えると高いですが、日本だとほぼ売っていないような容量ですし、いざという時のために1つ持っておいて損はないかなと思っています。

ちなみに、行く前は政治的な緊張などで関係がギクシャクしているんじゃないかと心配してくださる方もいたんですが、現地はめちゃくちゃ平和でした。
政治的な動きを受けて行動が変わっているような雰囲気は全く感じず、いろんな人に親切にしてもらって、とても楽しい5日間を過ごすことができました。

マニアックな機材やパーツが好きな人にはたまらない場所なので、また機会があればぜひ行きたいなと思っています。
興奮冷めやらぬまま喋っている音声は、こちらのLISTENから聞くことができますので、よかったら聞いてみてください。