志の標高

起業家の集まりに参加した
皆さん志を持って事業を営まれている方々だ
志には標高がある
志が高い人ほど魅力的だ
起業家がたくさん集まっている場所に行くと山並みを眺めているような気持ちになる
高い志に出会うと感動する
おしなべて低いとつまらない

志は言葉ではない
その人の行動でしか本当は分からない
言葉にはならない内に秘められた志を感じるからこそ、端的に発せられる言葉にも力が宿る

起業家は世の中を変える職業だ
自分が思い描いたように世界を変えたいと思っている人の職業だ
そりゃ傲慢にもなり得る
おかしな志に出くわすと疲れてしまう

世界を変えたいと思う理由にはいろいろある
自分の優秀さを示したいとか
お金を稼ぎたいとか
とにかく勝負が好きだとか
自分の論理の正しさを証明したいとか
いろいろ

ごくたまに、本当に世の中を良くしたいから、という人がいる
起業家の志を論じるならそこだろう
年齢もある
最初からそんなに混じりけのないものも難しい
しかしどこかに、白い雪山の高みのような美しい志を感じる時に僕は感動を覚える
世界を良くするために自分の人生を捧げる覚悟が決まっているからだ

自分の志を実現するために努力を続けよう
行動で、自分がなしたい事を表現しよう
共感してくれる人の輪は、やがて広がるはずだ
本物なら生き残る
生きている間も、死んでしまってからも

洋食?和食?

最近がんばってるなー、と思っていた会社のメンバーとご飯を食べに行きました。
この人だとイタリアンだよなあ、と思って自然な流れでイタリアンに行ったのですが、よく考えると相手によって明らかに洋食が良いな、とか、座敷で和食が良いよね、とか、相性があります。相手に合ったお店にいけると話も弾むし相性面白いです。
それで、さらに洋食が合う人と和食が合う人の違いって何なのかな、と考えたのですが、結構普段の趣味にもそれが出ていて、洋食系の人は映画だったら洋画が好きとかオペラが好きとか、逆に和食系の人は歌舞伎とか相撲とか日本の伝統芸能が好き、とか傾向があるなと感じました。もちろん両方好きな人もいます。
それで、さらにもう少し踏み込んで考えると、人とのコミュニケーションの取り方とかもそういう好みが出ているかも、と考えたり。たとえばTED好きです、とかはやっぱり洋食系ですよね、とか。和食系だと、プレゼンというより礼儀とかを大事にしたり。
人の好み、面白いですね。

君が歩くのを待っている

困っている自分を見つけて、かまってくれる人には2タイプいる。
助けてあげたい、と思って、こうしたら良いよ、とアドバイスをくれる人。そのやり方はやめなさいと叱ってくれる人。両方とも、うまい方法を教えることで人間を変えようとしている点で似ている。人は言葉で変えられる、という信念に基づいている。
何もしてくれない人よりも随分親切だ。わざわざ自分の時間を使って、相手のために労力を割いてくれる。かまってくれるだけでありがたい。
ただ問題に気付いていないだけの時や、ちょっとしたコツが分からない時には、そういう人の言葉がすごく効果的になる。あんまり強い言い方や、人前で批判されると、心が閉じてしまうけど。
自分よりも弱い人を見つけて、アドバイスを装って自分を満足させようと寄ってくる人には要注意だ。そういう人は、親切そうにしているけど、本当は自分も弱い。お互いに弱みを握り合って相互依存に陥ってしまう。

具体的なアドバイスで問題が解決するのも、細かい問題までだ。大きな問題になってくると、なかなかそんな言葉ひとつでは変わらない。たとえば、毎日笑顔で過ごせば人付き合いが楽になるよ、なんて言われても、翌日からずっと笑顔になれる人なんていない。なにせ人が変わるのは難しい。時間がかかる。そして、自分からしか変われない。

2つ目のタイプは、君がやりたい事をやるのを待っている、という態度で接する人。どうしたの?と心から聞いてくれる人。君にはきっと壁を乗り越える力がある。僕は君がその壁を乗り越えるのを待っている、という態度で接してくれる人。

大きな変化を起こすことができるのは2つ目のタイプなのに、なかなかそのありがたみに気付かない。最初はもっと具体的なアドバイスが欲しい、と物足りなく思ったりする。でも、自分が持っている力を信じてくれる人が一番強い。自分が本来持っている力で起き上がり、歩き始めることを心から楽しみにしてくれる人。歩き始めた自分がどこに行くのかを、わくわくしながら見守ってくれる人。本当に大切にすべきなのは、そういう関係だと思う。

リーダーはどこから生まれるか

妻の実家は大阪の大きな団地にあります。お父さんは長年メーカーに務めて毎朝会社でラジオ体操をしていました。定年退職して、会社にいかなくなったので、その後は毎朝団地の近くの広場でラジオ体操を始めたそうです。毎朝6時半にラジオをつけて、一人で体操を続けてきました。

一人で体操を続けて12年目、体操の様子を見ていた近所のおばさんからある日、体操を教えて欲しいとお願いをされたそうです。体操を教えるには反対向きに体を動かさないといけないけど、そんな事はできないから教えられない、と断ったそうですが、それでも食い下がられるので、背中を見て勝手に真似してくれるなら構わない、と承諾したそうです。するとそのおばさんの仲間が次々と朝のラジオ体操に参加しはじめ、今では多い時に40人ほどが集まるようになったというのです。

40人のご婦人に囲まれながら体操をしている義父の姿を一度見てみたいところですが、それはひとまずおいておいて、この話を聞いて僕は、リーダーとはなにか、を考えさせられました。

リーダーというと、人の上に立つ人、というイメージがあります。最初からたくさんの人がいて、その人たちをまとめる人、というイメージです。しかし、12年間一人で、誰を従えるつもりでもなく体操していた父の元に人が集まってきた話を聞いていて、リーダーの本質とはそういうものではないか、と感じました。そもそも人を従える事が目的ではなく、たとえ一人であろうとやりたい事があり、それをやり続けようとする。その行為を見ていて周りの人がついつい参加したくなる。そういうものかも知れないな、と思いました。

全員の合意

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マイケル・サンデルさんが東北大学で行った白熱教室をテレビで見た。地震被災地の復興計画を決めるために、町民全員の合意を取るべきか、復興のスピードを優先すべきか、といった興味深い議論をやっていた。
 
全員の事なんだから全員が合意して進めるべきだ、と話す人がいれば、全員が合意した計画が最良の計画だとは限らない、と反論する人や、そもそも全員が合意する事なんてできるわけがない、どうしても海の近くに住みたいという人もいれば、内陸に移住すべきだという人もいるのだから、合意を待っていては復興が進むわけがない、という具合に議論が重なっていった。どの意見も現場の実体験を元に出た切実な意見だからなかなか重い。会場全体が、そうだよね、現実的に全員が合意するなんてちょっと無理だよね、という雰囲気になりかけたところに、南三陸町の復興計画に携わっている方が口を開いた。
 
町民の方々は繰り返し議論をしている。その様子は、全員で「合意をしたい」、というのとは少し違うのではないか。出来るだけ自分も議論に参加して「納得したい」、という感覚に近いのではないか、と。自分の意見が聞き入れられ、吟味された上で結論が決まったのであれば、たとえ思い通りにならなかったとしても納得ができる、という事だろう。合意と納得は違うというわけだ。
 
町をどこに移転するか、というような大きな問題はそうそう無いとはいえ、仕事にしても、プライベートにしても、普段人と関わる中で相手にお願いを聞いてもらったり、複数の意見の中から一つを選ばないといけない事はよくある。その時にそれぞれの納得したい気持ちに配慮するという考え方が大切だよな、と感じました。

はてなブックマークのリニューアル

ITMedia岡田有花さんにはてなブックマークのリニューアルについて記事にして頂きました。

トップページはリニューアル後も継続して人気エントリーのアルゴリズム調整や、ブログ、ニュース、おすすめコーナーなどのコンテンツの編成を続けています。こちらは新しいコーナーも含めてお楽しみいただけていると感じており、実際に内部で見ているクリック数や滞在時間なども伸びてきています。今後もより面白くしていきますのでぜひご期待ください。

デザインについてはまだ調整の余地がありそうです。リニューアル直後に比べてトップページの一覧性向上などの改善を加えてきていますが、ご意見もたくさん頂いている部分ですし、調整を続けていきたいと思います。

記事の中でも触れて頂いていますが、今回は「リスト」から「面」へ、というテーマを持ってデザインリニューアルに取り組みました。「一覧を上から順にクリックして見ていく」ページから、「そのページをざーっと眺めると大体どういう内容があるかが分かる」ページを目指しています。

社内で何度も試作を重ねるうちに、タイル型のレイアウトが出てきた時は、「そこまで変えちゃうの?」と実は自分も感じましたが、1ヶ月ほど社内のプロトタイプを眺めているうちに、これはこれで見やすいことに気付きました。新聞なども短めのカラムで構成されていますし、面として内容を把握しやすいレイアウトだと感じます。

とはいえ、さらに改善できるポイントがあると思いますし、そもそも「面」じゃなくて「リスト」で読みたい、というユーザーさんも多くいらっしゃる、という状況だと思いますので、そこはちゃんと見極めて、また来週以降良くしていきたいと思います。

はてなブックマーク、変え始めた以上は、「以前よりも良くなったね」と、多くのユーザーの皆さんに言っていただけるようになるまで改善をやり通したいと思います。これからもよろしくお願いします。