札幌で催された「IVS 2010 Spring」に参加してきました。IVSというのはネット企業の経営者約400人が集まって最新の業界動向を共有したり交流したりする会で、今回も充実の内容でした。
去年の秋から2回連続で参加しているのですが、話題がソーシャルゲーム一色で染まっていた前回の状態が、今回もずっと続いているなあという印象です。具体的にはミクシィ・モバゲータウン・グリーの3大勢力が半年ごとに順番にオープン化する中で、ネット企業の多くがアプリ開発に参入している流れを今回も強く感じました。
あらためて、ネットを本業とする人達がゲームへ、ゲームを本業とする人達がネットへ、すごい勢いで流れこんで来ているなあと感じます。ゲームの市場がネットに移ってきて、ネット業界の一部はゲーム業界に変質していくのだと感じました。
ただ“ゲーム化するネット世界”の裏には“ゲーム化しないネット世界”も確実に在るのであって、むしろそちらは今後どう発展していくのだろうということを今は考えています。はてなはソーシャルではあるもののゲームは作っていないので後者に属することになりますが、“ゲーム化しないネット世界”をどこまで追求できるか、チャレンジしたいと思っています。
ちなみにカンファレンスといえば、来週京大VBLの「新産業創成論」で講義させていただきます。再来週も「超交流会」というのが京大の時計台であり登壇しますので、お近くの人はぜひどうぞ。
