ネット世界との距離

ようやくオフィスに仕事をする環境も整って、ほぼ一日中開発ができるようになってきた。引越しのどたばたの中で、リアルな世界で忙しくなると、ネット世界が急激に遠い存在になるなあと感じた。車で500km走ったり、荷物をダンボールから出したり、家具を買いにいって設置したりと慌しくやっていると、「ああそういえばしばらく忘れていたけどネットの方はどうなってるかな?」という気持ちになってくる。昨日の朝は、朝の集まりで少しmixiの規約の件について話をしたのだが、その話題を知らない人もいた。ネット世界でどれだけホットな話題でも、まるで遠い地方の話のように思える瞬間がある。
所詮インターネット上のコミュニティなんてまだ遠い地方都市くらいの存在だ、という現実をちゃんと見つめるきっかけになったように思う。しかしインターネットは、リアルの都市とは違い、単なる遠い場所にとどまらずに、リアル世界の裏側にペタリと張り付くように並行して偏在し、これからどんどん生活に浸透していくだろう。そういう変化を自分たちで起こさなければいけない。道はよく見えないが、距離はよく見えた気がする、そんな数日間だった。