新卒

昼に烏丸蛸薬師にあるインフォニックさんにお邪魔してお話をした。IT系技術者が80名ほどいらっしゃり、派遣や社内の開発に従事されているとの事。未経験者を3ヶ月くらいかけて育てさまざまな企業に派遣しているけれど、不思議と退職する人はほとんどいない、という話が興味深かった。社内のクラブ活動が盛んで、休日も社員がフットサルなどさまざまなクラブ活動をやっているということだったけど、職場にもそういう活気のある雰囲気を感じた。
続いて午後に面接が一件。こちらは新卒の面接。そして夜はビジネス交流会のような会に出席し、ここではベンチャーでは新卒の教育をする余裕を取るのが難しい、ある程度社会人経験を積んだ人を採用しないとなかなか教育に時間をかけられない、という趣旨の話が出た。
図らずも、新卒についていろいろ考える一日になった。時間を使って新人教育をやっても、すぐに別のところに行ってしまうようならそういう教育コストを持つほど余裕が無いのは確かだけど、一方で、時間をかけて育ってもらった人が会社の雰囲気を作り、それが会社の活力や文化になっていく事もあるように思う。
はてなでは、特に新卒・経験者の区別無く、一緒に働きたいと思える人には入社して頂いている。だからそもそもそういう区別をそれほど明確に考えた事も無かった。一緒に働きたいと思える人にはどんどん入ってもらって、仕事が初めての人なら最初の1、2年くらいは仕事ができる社会人になるように頑張ってもらって、その上で辞めたくないと思える魅力を会社が持ち続ける、という事を目指せると良いなと感じた。