続・変な地形

昨日紹介した変な地形ですが、地理の先生をしている友達に質問したら答えが返ってきました。

さて、変な写真の件ですが、ツンドラ(凍原)の一種でしょうな。
ツンドラは冬は雪と氷に覆われますが、夏は7月・8月を中心に湿原となります。
(これは夏の写真です)
水はけが悪く、融けた雪は湖となるものの、そうでない陸地もぬかるみの上に蘚苔類・地衣類(こけの仲間)が繁茂して、人が歩くのは困難な場所です。
しかし、なんであんなに気持ち悪い色なのかはよく分かりません。

トナカイの遊牧やセイウチ・アザラシの狩猟を営むいわゆる遊牧民が暮らすところです。アラスカではイヌイットフィンランドではラップ人と呼ばれます。

ちなみに、同種の地形はアラスカ北部やグリーンランドの周辺、南半球だとマゼラン海峡の南(南米南端)にもあるはずです。
湖が点在するのは同じだけれど、写真でみる地形の感じはずいぶん違います。
やっぱりここが一番気持ち悪い。
よくみつけたな。

ということで、夏だけ湿原になるんですね。人が歩くのは困難ということですが、地表近くはどうなっていてどういう景色なのか興味が沸きます。
他にも色々面白そうな地形を探したくなって来ました。