空の旅でGoogle Mapsを使ってkeyholeの写真を見た話を書きましたが、f:id:cx20さんがフォトライフで僕が飛行機から撮影した写真とそっくりの鳥瞰写真を撮れることを教えてくれました。
それで、この鳥瞰写真はどうなってるんだ?と思って調べたところ、NASAのWorld Wind(http://worldwind.arc.nasa.gov/)を使っているようです。
このWorld Windはこれまたすぐれもので、Googleのようにアメリカだけでなはなく地球上のあらゆる場所の衛星写真を表示させることができます。それも、地球儀のようにくるくる地球を回して、少し斜めから見たり、標高にあわせて地面を盛り上がらせたりと自由自在です。これはまた遊ばなくては、と今日も何時間も遊んでしまいました。
まずおすすめは、自分の行った事がある場所や有名な場所に行って見る事。Landsat7の衛星写真ならばほぼ地球全てを覆っていますが、アメリカ国内はさらに詳細なUSGSの写真(車1台くらいまで識別可能)が使えるので、アメリカで行った事がある場所なんかが楽しいです。
例えば、僕が大学3年生のときに自転車で行ったナイアガラの滝を高さ1倍で表示させてみると
worldwind://goto/world=Earth&lat=43.08607&lon=-79.06878&alt=2415&dir=153.0&tilt=49.0
こんな感じで、「あー、あの国境の橋通ってその横の展望台行ったなあ」などと感慨にふけることができてしまいます。
続いてお勧めなのが、いろんな人が探した「ホットスポット」に行ってみること。日本語だと、NASA World Wind 専用画像Upload掲示板
http://2ch.skr.jp/imgboard_ww/index.cgi
が充実しているようですし、英語だとWorld Wind Hotspots
http://www.worldwindcentral.com/hotspots/
が充実しています。英語のサイトにはランキングがあって、アリゾナのデービス・モンサン空軍基地の戦闘機保管所が上位のようです。
ウェブではカラーの写真が掲載されていますが、USGS1mのほうが機体が多く、大量のB52戦闘機を見ることができます。
worldwind://goto/world=Earth&lat=32.15208&lon=-110.82966&alt=1716&dir=-1.5&tilt=5.7
さて、僕の手元にはいくつか航空写真集があるのですが、その中に
- 作者: クリスチャン・バルム,ヤン・アルテュス=ベルトラン,清水玲奈
- 出版社/メーカー: ピエ・ブックス
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
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こういう本があります。
ヤン・アルテュス・ベルトランが世界中を飛び回って撮影した写真が366枚掲載されているのですが、その1枚1枚に丁寧に緯度と経度が記されています。(手元の航空写真集の中で緯度経度が書かれているのはこの1冊でした)
1月1日の写真は、ニューカレドニアのハート型をしたマングローブの森です。
これを、緯度と経度を頼りに探してみると、ヴォーという村のはずれにハートマークを発見することができました。
worldwind://goto/world=Earth&lat=-20.95226&lon=164.65259&alt=5602&dir=175.6&tilt=45.2
こんな遊び方も発見してしまい、しばらく手放すことができそうにありません。
早く日本の写真も充実して欲しいものです。