祇園祭の正体

昨日は祇園祭宵山、せっかく京都にいてしかも帰り道なんだから少しくらい見てくかと会社帰りの自転車で烏丸通りを北上してみました・・・が、はまりました。四条通を越えてから御池通りまで人、人、人・・・。

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002jul/16/W20020716MWD1K100000136.html
によると40万人の人出ということで、一体誰が数えたんだという気もしますがとにかくすごい人でした。ちょっと雰囲気だけ味わって通り抜けるつもりが自転車で身動きが取れなくなり、交差する全ての道も人だらけ。結局回りの人に合わせて一緒に15分ほど歩く羽目になりました。

しかし平日だというのに、京都市の中心部のかなり広範囲な道を全て封鎖して歩行者天国にしてしまうあたり、素敵だなあと思います。やっぱり生活にはメリハリが必要ですよね。

ところでこの祇園祭宵山、これだけの賑わいの中に一体何があるのかというと何もないんですよね。確かに翌日は鉾の巡行があるということで、山車がたくさん出たりはしているのですが、だからといってそれを見るためだけにみんな来ている訳でもない。基本的には道路が封鎖されて出店が出ているというだけのことです(なんか大きなイベントがあるのに知らないだけでしたらごめんなさい)。で、結局「この祭りの正体は何なんだろう」と考えた結論は「人」です。

祭りなんてどこもそんなものかも知れませんが、これは「人」を見に「人」が集まっているんだなあと思いました。人を人が意味付けしているというか、僕があなたの動機になっているというか、もっと言えば「僕が祇園祭である」なわけです(ちょっといいすぎ?)。

ということで、しばし祭りの一部になった昨日の帰り道でした。

今日は山鉾巡行です。
http://www.kyoto-bb.net/
ではライブカメラで中継ということですが、混んでいて全然繋がらないですね。
http://www.kbs-media.net/gion/
あたりに映像がアップされるのを待つ方が確実かもしれません。
アンテナで検索すると「祇園祭に行ってきた」なんていう記述も結構あるみたいで面白いです。
http://a.hatena.ne.jp/search?wd=%b5%c0%b1%e0%ba%d7