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停電検索が『2011節電スマートフォンアプリ大賞』で2部門受賞しました!

ボランティアで開発に携わっていたアプリ「停電検索」が、DIMEの『2011節電スマートフォンアプリ大賞』で2部門受賞しました!
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DIMEのウェブサイトで昨日発表がありました。
http://www.appdime.jp/setsuden2011
ユーザビリティ部門、デザイン部門、機能部門、アイデア部門の4つの部門があり、このうち機能・アイデアの2部門で大賞を頂きました。うれしいです!
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事の発端は、5月のTEDxTokyoに参加したことでした。
ここで空想生活の西山さんにお会いして、「停電検索」というアプリをバージョンアップしたい、というお話を聞きました。
「停電検索」は震災後に東京電力が計画停電を決めた際に、isana.netの三鍋さんというエンジニアの方がいち早く開発し、停電情報アプリとして80万人以上が使っているアプリでした。
これを、夏の計画停電を回避するために、多くのユーザーが節電に協力してくれることを呼びかけるアプリにバージョンアップしたい、というのがミッションでした。
多くのユーザーが協力するためには、twitterfacebookとしっかり連携したコミュニティ的な設計が不可欠だと感じました。しかし、開発チームにウェブコミュニティ設計の専門家がいない、と知り、「じゃあ手伝いますよ!」とその場で答え、実際の開発に入りました。
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京都で一度西山さんと打ち合わせをし、6月下旬の週末に土日を使って開発合宿。
開発にデザイナーが必要だと思ったので、数週間前に知り合った日本デザインセンターの種村さんに「一緒にやりませんか」と声をかけ、「ぜひやりたい!」とこちらも即答をもらったので一緒にイサナさんのオフィスに乗り込みました。
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僕はサービスの基本的な設計を担当し、とにかくたくさんの人が節電アクションを起こしてくれるような設計を心がけました。
具体的には、簡単なインターフェースですぐに節電アクションができ、それをtwitterfacebookでともだちに共有できてともだちも参加したくなり、節電アクションと電力の逼迫度合いに応じたポイントが溜まってランキングや称号がもらえる仕組みにしました。
インターフェースや、twitterへ投稿されるテキストの工夫などは種村さんや三鍋さんと一緒に考えていきました。
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昨晩はアプリ大賞の受賞を祝いつつ打ち上げを行いました。
結果的には夏の停電は回避され、電力も危惧されたほど逼迫しませんでしたので、100万人規模のユーザーさんがこのアプリで節電に協力してくれる、という当初の目標の状態には至りませんでした。
しかし、数万人の方がこのアプリで節電し、節電系アプリの中では最もたくさん使われたようですし、一番の目的である「東日本の停電を回避する」という事が実現されたので良かったと思っています。
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震災3日後に停電検索アプリを誰よりも早く作り上げて世の中に公開したのは、真ん中に座っている三鍋さんです。三鍋さんは岩手県と縁があり、何かできないかとiPhone/Androidアプリを一気に作りました。Appleもそのスピードに応えて、一晩で審査を通してアプリを取り上げ、多くの方が停電情報を得るためにアプリを使いました。
僕が今回のプロジェクトに真剣に関わりたいと思ったのは、その社会的な意義だけではなくて、最初に行動を起こした三鍋さんやイサナさんへの尊敬の念があったからだと思います。
震災直後に何かをやろうとした人はたくさんいたと思いますが、本当に行動を起こして人の役に立つのは難しいことだと思います。人の役に立ちたいという思いに突き動かされてコードを書き始めた三鍋さんの情熱から始まったプロジェクトに、こうやって関わることができ、素晴らしい体験をさせてもらいました。ありがとうございました。