はてなとの距離

HUG Kyotoに参加してみてもう一つ感じたのは、多くの人にとってはてなは「たまに見る一つのウェブサイトの一つでしかない」という事だ。当たり前だが、朝から晩まではてなの中にいて生活をしているような人は一人もいない。みんなそれぞれの距離を保ちながらはてなに接している。ブログを書いているといってもはてなダイアリーではないブログツールでブログを書いている方も結構いらっしゃったし、自分が使っているのははてなグループだけだ(あるいはアンテナだけ、ブックマークだけ、など)、という方や、2週間前に初めてはてなを知ったという方、最近ダイアリー書いていないけど久しぶりに書こうかな、という方もいらっしゃった。ユーザー同士でも、お互いにidを知っている人というのはそれほど多くは無かった。決してインターネットのコミュニティがそのままぽこっと出てきたような会ではなかった。それが良い意味で新鮮だった。
2004年に東京に移転した際に初めて開催したオフィシャルなオフ会は、もう少し純度が高いというか、まさにネットの世界がそのまま出てきたような会だった。全員がidでお互いを呼び合っていたし、よく知っているユーザー名の方もたくさんいらっしゃって、それはそれで面白かった。
今回の会が適度にはてなと距離をもって生きている人が多く集まったのは、はてなが主催したイベントではないからなのか、京都で行われたのか、それとも2004年から4年間が経過したからなのか、その理由は良く分からない。しかし、とにかくこれが今の現実であるし、その距離を正しく見定めることができて良かったし、これからの取り組みにも影響を与えていくように思う。