ミーティングの意味

最近社内でミーティングは必要か、みたいな話しになったのでミーティングについて考えてみました。
ミーティングは、3人以上の人間が共同で何かをやる時に現在のところ最も有効な手段なんじゃないかと思います。
現在のところ、と書いたのは、例えば脳にインターフェースが埋め込まれて人間の神経どうしが接続されて、言葉を話さなくても考えることが相手に伝わる、とかいう時代が来るとあまり有効じゃ無いかもしれないな、ということで但し書きをしてみました。
1人で何かを作るときというのは、「これはどうだろう」「いや、この方が良いな」みたいな事を一人で考えながら決断を繰り返していきます。(だから作業が早いんですね)
2人でやるとなると、作業の分担とかどういうものを作る、みたいなことを意識共有しなければならないのでおしゃべりが始まりますが、いわゆるミーティングでは無い方法の方が効率的なことも多いです。「これどうする?」「こうしようか」みたいな会話が多くなりますし、これはミーティングではないでしょう。
で、問題は3人からです。3人以上となると毎回「これどうする?」と言って作業するより「最初に話し合いをしてから作業しよう」という方が効率的になります。より人数が増えるとどんどんそれが顕著になります。
何が言いたいのかというと、「ミーティングをうまくできるようになるべきか否か」、という問いは、「これから3人以上の作業に参加する可能性ががあるかないか」とか「3人以上の作業をまとめていく必要があるか」みたいなことに置き換えられるんじゃないかと思うということです。
例え自分が今関わっているプロジェクトが1,2名の小さなプロジェクトだとしても、今後より人数の多いプロジェクトに関わる可能性が高い人がほとんどだと思います。そういう時に、プロジェクトメンバーと適切に意識共有して、メンバーそれぞれが自分のやるべき事を自覚し、やる気を持って仕事に取り掛かれるようなミーティングを開催できるかどうかは、プロジェクトの成功を分けるほどの重要な要因になるわけですし、その時に向けてできることから始めていくのは決して無駄にならないと思います。
社内に3人以上のプロジェクトがあれば、そこで有効性が証明された方法を参考にして真似したり、改善点を見つけてフィードバックしたりすることで、いずれは自分自身にとってもとても役に立つノウハウが身についていくと思います。
というのがミーティングについて僕の思うことです→社内で1,2名のプロジェクトを担当している方。