ベンチャーは怖くて危険か?

土曜日は関西大学京都大学とはしごをして講演をさせて頂きました。
ちょっとハードなスケジュールでしたが若い方々や先輩経営者の方々とお話できて色々と刺激を受けて帰ってきました。

参加された方の感想がこのあたりで読めます。
http://d.hatena.ne.jp/shiumachi/20051127/1133086498
http://d.hatena.ne.jp/joho_triangle/20051126/p2
http://d.hatena.ne.jp/ysano2005/20051126/1133019789

実は僕は起業準備中に京大VBL(=ベンチャービジネスラボラトリー)の松重先生にお願いをして京大構内に「共同創業者募集」という張り紙をさせて頂いたことがあります。はてなの起業に際して技術開発を担ってくれる共同創業者と出会えないかと思ったわけですが連絡は1件もありませんでした。
起業してからしばらくして少しだけはてなの知名度が出始めた頃に、同じくVBLで講義をさせて頂いたこともあります。
今回学生の方々とお話させて頂いて感じたのは、その頃に比べて起業というリスクに対して興味や理解が増しているなあという事でした。
しかし一方で、やはりベンチャーとか起業と言うのはまだまだ「怖いもの」「いかがわしいもの」と言った感覚があるのも確かだなあと感じます。

はてなの仕事を毎日やっていると、毎日が本当に充実しているなと感じます。自分たちのやりたい仕事を、好きな仲間たちと切磋琢磨しながら毎日やって、利益も出ている。自分たちの仕事によって社会に影響を与えていると感じることができる。これからもまだまだ成長できる余地があるし、もっと社会に価値を提供できる可能性がある。会社を作って本当に良かったなあと思いますし、日々自分が生きている感覚を実感しています。

もしベンチャーが「怖いもの」や「いかがわしいもの」だと感じている学生さんがいれば、ぜひ一度こうした現場の充実感も見て欲しいなあと思います。そうすると、リスクと背中合わせになっている良さもちゃんと見えて色々な迷いが吹っ切れるんじゃないかなあとふと思いました。

とりあえずはてなの中でミーティングに参加して、何時間か会社の机で自分の好きな作業をして、ご飯でも一緒に食べる、みたいな機会が若い人たちに開かれていても良いかも知れないですね。
ということではてなの中を見てみたい!キーワードでも作ってみます。