ワインが開く

昨日も少しご紹介しましたが、「金田一少年の事件簿」など数々の作品の原作者である天樹征丸さんのブログが始まりました。
http://d.hatena.ne.jp/seiama/

昨日は天樹さんの自宅兼オフィスにお邪魔してブログ開設のお手伝いをさせて頂き、その後食事をご一緒させて頂いたのですが、おいしいワインを2本飲んでかなり衝撃的な経験をしてきました。

ワインをグラスに入れて、それからくるくると回しているとどんどん飲みやすくなってまるで違う味に変わっていくのです。あるいは、ボトルからデキャンタという別の入れ物にワインを空気に触れさせながら一度移しかえて飲むと、これも大きく味が変わるんです。これを「ワインが開く」と表現するらしいのですが、こんなに舌で分かるほどに変わるのかと驚きました。

それから色。ワインを光にかざして色を見てみると良いワインは本当に透明で綺麗なのだと教えてもらい、確かに綺麗だなーと天井の明かりに透かして見ていたのですが、こんな風にワインを色々と深く楽しめることができるのだということ自体に新鮮な感動をしました。

肝心の味ですが、おいしいなんていう言葉は出てこなくって、「これはモンゴルの草原だ」なんて言いながら飲んでいたのですが、そんなことを語りながらワインを飲むものなのか、これは芸術品なんだなあと思っていると隣にいたid:kiyoheroが「草原というより、その上に少し浮いている感じがしますねえ」と妙に詩的なことを言い出し、どうしてそんな表現が出て来るんだと自分の詩的センスの無さを感じながらゆっくりと味わわせて頂きました。

と言う事で、こういったワインの楽しみ方を存分に教えてくれる「神の雫」をついつい今日は読みふけってしまいました。深いです。

神の雫(1) (モーニングKC (1422))

神の雫(1) (モーニングKC (1422))


神の雫(2) (モーニングKC (1435))

神の雫(2) (モーニングKC (1435))


神の雫」作者のワイン日記
http://d.hatena.ne.jp/agitadashi/
も開設されています。これからどんな展開になるのか楽しみです。