読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

予測市場で要望を吸い上げる

はてなの各サービスへの要望を登録するはてなアイデアで、「アイデアへのポイントベット」という行為を、「アイデア株の購入」という行為に変更し、アイデア株の売買を可能にしました。
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenaidea/20050609/1118308022

はてなダイアリーへの要望キーワードに言及している日記を全て読んでいた時期から2年が経ち、ユーザーが増加しても要望を適切かつ継続的に吸収するにはどうしたらよいのかと悩み、考え付いた仕組みがようやく動き出しました。

2001年のはてなダイアリーベータ版開始時には、毎日全てのはてなダイアリーを読んでいました。当初、ベータテスターは数十人でしたが、はてなアンテナを使って更新された日記をしらみつぶしに読みながら、日記の中に書かれた要望を順番に実装していったのを覚えています。

その後、ベータテストが終わると、ユーザーが瞬く間に1000人、2000人と増加していき、全日記を読むことはできなくなりました。「はてなダイアリーへの要望」キーワードに要望が集められるようになり、ここを毎日チェックしながら順番に実装を行っていきました。この頃、要望の実装数は月間で80件を超え、ピークを迎えました。現在のはてなダイアリーの基本的な機能はこの頃に開発したものが多いと思います。

さらにユーザーが増加すると、はてなダイアリーへの要望キーワードに寄せられる要望を、リアルタイムで実装するのが難しくなってきました。要望としては面白く、ぜひ実装したいと思うけれど、開発工数が足りずに要望の登録スピードに追いつけない、という状態が発生してきました。

そこで、はてな内での情報管理を行うために、g:hatena:keyword:はてなダイアリーへの要望キーワードを新たに立ち上げ、タスク管理を行うようになりました。目を通した要望を、「実装予定」「ペンディング」「実装済み」「却下」に分け、実装予定に入っているものを順番に実装して「実装済み」に移動する、というタスク管理の仕組みです。しかしこの方法はあまりうまく行きませんでした。はてな内での作業コストが多すぎ、結局キーワードの編集がままならないという状態が続きました。

そうこうしている間に、はてなのサービスは「フォトライフ」「ブックマーク」「RSS」…と増えて行き、また既存のサービスへの要望の窓口が無いと言うご指摘を頂くようになり、これらを統一的に扱える仕組みを考え始めました。

と、最終的にはてなアイデアに行き着くまでの経緯を紹介するつもりでしたが、時間がなくなってきたので続きは次回に。

ここで「どんな方法がいいか」を実際に考えて頂くのも面白いかもしれません。